どこの国も集中治療室や人工呼吸器の数に限りがある。
今、医者は苦渋の選択をする必要に迫られ、それは医者の心を疲弊させている。
フランスやスペイン、おそらくイタリアも、もう生かす人とそうでない人を選別しなくては
いけない時を迎えている。
スペインでは、「お父さんの人工呼吸器を外させてもらいます。申し訳ない。」と電話が
掛かってくると言う。
その医者の声は、すでに涙声だったそうだ。
まだ助かる見込みのある若い人に、人工呼吸器を譲るためだ・・・。
こんなことが今、現実の世界で起きている。
夢やドラマじゃない。